10月10日(土)朝日新聞東京版朝刊「声」欄

50代で初婚 否定しない社会に   土地家屋調査士 坂本洋一(福島県 52)

私は独身です。結婚歴はなく、これから結婚や、子供をもうけて子育てをしたいという
思いがあります。しかし未婚であることを地元で人に話すと、「何でそうなったの?」
「人間としての責任を果たしていない」と罵倒されたり、年齢からか結婚願望には
「妻になる人と生まれてくる子供がかわいそうだ」などと言われたりします。

40歳を過ぎたあたりから、そう言われる確率が顕著に上がりました。勝手に結婚の
適齢期を20、30代に設定され、もれた人を「規格外」扱いするような同調圧力を
感じます。でも年齢など関係なくスタートしたり、挫折を経て再挑戦したりしたい人も
いるのです。

超高齢化社会の今、「企画」にはまらない生き方をした人にチャンスを与えることは、
少子化対策になり、国益にもつながるはず。まずは政治家一人ひとりが、そういう
前提を認識しないと始まりません。そして本気で多様性のある社会を目指すなら、
少子化対策や子育て支援の年齢を大幅に見直してほしいと思います。
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単に結婚するだけなら、年齢は関係ない。「共に70代で初婚の新婚夫婦」なんて
いうのも、あって良いと思う。でも、子供が欲しいとなると、話は別だ。
男性はともかく、女性には年齢に限りがある。30代までが妥当な所だろう。
だけど50代の男性が、30代以下の女性と結婚するのは、至難の業だと思う。
よほど男性としての魅力があるか、相当な付加価値(地位とか財産とか)が無い限り、
かなり厳しいぞ。