11月2日付大阪本社版
異国で原爆の話 言葉につまる   無職 池田 のり子(福岡県 72)

 核兵器、原爆の新聞記事を読むにつけ思い出すことがある。私はこの5年ほどの間、何回か英国に滞在す
る機会があり、タクシーをよく利用した。運転手には様々な民族の人がいた。乗るたびに緊張していたが、
家族の話をすると和やかになり、車内の緊張感が解けていった。誰もが家族を愛し、人種は違っても英国を
誇りに思っていることがわかる。
 私が日本人と言うと「日本人は素晴らしい」。そして多くの方が原爆の話をされ「広島、長崎を知ってい
るか」と聞く。「あれはひどい。絶対にあってはならない」と言ってくれる。外国の普通の人々が、日本が
受けた悲劇に関心を持ってくれていることに感謝した。しかし私の中でまた緊張が走る。それ以上の話がで
きない気持ちになってしまう。
 私の国、唯一の戦争被爆国日本は核兵器禁止条約に背を向けたままだ。被爆の事実と被爆者の声を世界
に届け、国益ではなく人道的な立場で核兵器禁止を発信しているようには見えない。そんな国が平和への橋
渡し役など出来るはずない。国を超え痛みに共感してくれた人が聞いたら……。自分の国を誇れない悲
しい現実を外国で感じてしまった。
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脳内運転者乙。
俺も毎年二回ほどイギリスに行ってタクシー利用するけど、原爆の話を振られたことなんか無いわw
まあ、こっちから原爆話を振ったら相手になってくれるだろうけどな。

>唯一の戦争被爆国日本は核兵器禁止条約に背を向けたままだ。

中国という核保有国が日本にしっかり核ミサイルを向けていて、さらに北朝鮮がせっせと開発に勤しんでいる
以上、「アメリカが報復する」という抑止力を手放すわけにはいかんだろう。
二回も焼かれた唯一の被爆国だからこそ、三回目は金輪際御免なんだよ。
米ロ英仏中の核保有国はもちろん、鋭意開発中の諸国に何の影響も持たない持てない持ちようがない
核兵器禁止 ご っ こ に付き合っているヒマはない。