2017年8月11日付掲載

「学校で便意、我慢したくないが」
 会社員(東京都 49)

 「小学校で『排便しない』51%」(4日朝刊)を読み、学校のトイレ事情は、40年前と変わっていないと感じました。
 私は小さい頃からおなかが弱く、一日に何度もトイレに駆け込む日もありました。学校で大便をしようとトイレの個室に入ったことが知られるたび、みんなにからかわれていたので、とてもつらく恥ずかしく、こそこそ隠れるように行っていました。
 しかし、便意を止めることはできません。あるとき自分の中で吹っ切り、用を足しに行く前に「いまからうんちしてきます!」と宣言し、当たり前のように行くようにしました。からかう人がいなくなり、体調を心配してくれる友達も増えました。
 排尿・排便は、人が生きていくために当たり前にする行為です。無理に我慢したら体によいわけがありません。子どもたちが恥ずかしがって我慢している現実は、何とか変えていく必要があるでしょう。学校で当たり前に排便できるように、何か良い知恵や工夫はないでしょうか。