>77歳・無職・関紀美枝 <みんなの広場 毎日新聞 2018年3月5日 東京 朝刊>

▼もったいない精神どこへ?====(奈良市)

 私自身、無駄なことは一切していないと言い切る自信はありませんが、日ごろからうとんじられ
ながらも、小さな孫たちに食べ物の大切さを伝えています。「このお豆さんは畑でお百姓さんに
大事に育てられ、やっとあなたのお口に来たのに、食べてもらわれへんのはかわいそうやなあ」と。

 全国に広まった節分の「恵方巻き」。売れ残りが大量廃棄されたことが問題となりました。
この国はいつからこんな国になったのでしょうか。

 お米農家に生まれ育ったおかげで、子供の頃にひもじい思いをした記憶はありませんが、稲刈りを
終えた田んぼで子供も含め、一列に並んで落ち穂拾いをしたことが懐かしく思い出されます。
一粒のお米も大事にしなければという思いが自然と心に刻まれました。

 環境保護などに取り組んだケニアの政治家、故ワンガリ・マータイさんは日本の「もったいない精神」
をすてきだと言ってくださいました。現状を見たら、どう思われることでしょう。

==== https://mainichi.jp/articles/20180305/ddm/005/070/006000c ===

基地なんとかまではいかぬが、そう言えば「残飯で発電せよ」とはあまり聞かないなぁ。
例はあるんだけどね。