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2018/03/22(木) 21:49:52.59ID:WxHMgiwA0全文
3月19日(月)朝日新聞東京版朝刊総合4面・政治断簡
編集委員 高橋純子 怒るべき時 それは今
3月12日午後7時。財務省が森友学園との国有地取引に関する決裁文書の改ざんを
認めた日の首相官邸前に身を置き、東日本大震災から7年という歳月をかみしめた。
「改ざんするな」「佐川じゃなくて安倍が辞めろ」
シュプレヒコールが夜空に響く。ツイッターで開催が告知されたのは前日の夜。
それでも参加者の列はぐんぐん伸びていく。個人参加、SNSを駆使した新しいデモの
スタイルは、震災後の脱原発デモを契機に生み出された。
デモで社会は変わるのか?
今も投げかけられる冷笑まじりの問い。哲学者の柄谷行人氏はかつてこう答えている。
「デモで社会は変わる。なぜなら、デモをすることで、『人がデモをする社会』に
変わるからだ」
そう、この7年で確かに変わった。安倍政権下、特定秘密保護法、安全保障法制への
反対をくぐって、社会にデモという回路が組み込まれた。
「こんな人たち」の怒りの可視化。それが、デモだ。
(続く)