2017.9.10朝日東京版
軍事行動で市民を犠牲にするな (高校教員 本田義典 北海道45歳)

またも核実験を強行した北朝鮮への国際的な批判は大きくなっているが、とりわけ米国、日本、韓国は批判を超え、
憎悪にまで膨らんでいるように私は感じている。米CNNが8月に発表した世論調査では、北への軍事行動を「支持する」50%が、「反対」43%を上回った。

ここで一呼吸おいて考えたいことは、北朝鮮に暮らしている一般の人々のことである。
軍事力を行使するとは戦争を開始することだ。戦争になればどんな人達が犠牲になるか、我々日本人は敗戦で学んだはずである。

一部の狂信的な支配層を倒すために、流される多くの血のことを想像する責任が我々にはある。
マスコミも政治家も国民の不安を煽らず、血を流さないためにできる最善の努力と知恵を結集して欲しい。
断固たる対応とは、断固として戦争に繋げないという決意であるべきだ。
そうでなければ、太平洋戦争を早く終わらせるために原爆を投下したという米国の論理を否定する立場には、もうなれない。