>元地方公務員(長岡京市企画部人権推進課長)松尾幹郎・62才(同志社大学政法会 広報委員長)

首相の改憲論に憤り感じる=毎日新聞 2017年5月20日 東京 朝刊 みんなの広場

 安倍晋三首相の思考回路にはあきれるばかりである。
70年間の歴史的価値を一切無視して、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと強く願っている」と訴えた。
改憲時期の目標を20年とする理由は、東京五輪・パラリンピックが開催される年を日本が新しく生まれ変わる
大きなきっかけにすべきだと考えるからだという。

 オリンピックの興奮に合わせて改憲しようという姿勢だ。最も憲法を尊重擁護しなければならない立場の首相が、
どんな歴史認識に立つと、このような陳腐な論理が導き出されるのだろう。あきれるのを通り越して憤りさえ覚えてしまう。

 安倍首相の言動を見ると、改憲すること自体に意義を見いだしているようであり、それこそが問題である。
また、国会で改憲の真意について野党から聞かれると、「(自身のインタビュー記事が載った)読売新聞を熟読して」と答弁。

 まったく言論の府もなめられたものだ。「安倍1強のおごり」ですませてはならない。

=== https://mainichi.jp/articles/20170520/ddm/005/070/002000c

安倍ちゃんの人権には配慮してますか?人権推進課長殿。