今日はクイーンの放送日ですが、見る前にまた意見を書かせていただきます。
上に書いたように、この★21★スレは★22★スレと情報が被らないように、スレを見させていただいております。
書かれた意見(たぶんネリーさんだと思いますが)に強く反論するわけではないですが、このままだと別の意見が反映されません。
自分としては不本意のままとなってしまいますので、書かせていただきます。(否定しているのではなく、こういう別の意見もあると思ってください。)
自分が気になったのは女優版★22★スレの135行目のこの文章です。

●「台本を無視する」●いつも台本を家に持って帰らない。(撮影現場に入ってから)台本を開くので、
その瞬間にいろいろ思いついたことを(監督に)提案します
↑この斉藤由貴のやり方は良いとは思えないね
脚本は脚本家が一生懸命に考えた設計図なので、台本を勝手に変えるのは良くないと思う
もし変えるとしても、脚本家と相談しなければいけない
また台本を家に持って帰らないというのも考えものだね
名優といわれた森光子や市原悦子などは家で台本を徹底的に読み込んでいた
台本を家に持って帰らないと、家で台本を徹底的に読み込む作業ができない
斉藤由貴と同じ事務所の沢口靖子は家で台本を徹底的に読み込み
疑問を感じた部分には、台本にたくさんの付箋をつけて脚本家や監督と相談していた
沢口靖子が主演を続けられ、斉藤由貴が脇役に落ちたのは
そういった台本に対する向き合い方の違いと努力の差なのかもしれない

特に最後の行「沢口靖子が主演を続けられ、斉藤由貴が脇役に落ちたのは、そういった台本に対する向き合い方の違いと努力の差なのかもしれない」
の部分は自分は納得できません。
上の発言はストーリーを変えるとか言っているのではなく、細かいセリフの言い回しを、その時々で摺合せして面白いものを作ろうというもの。
例えば真田丸で阿茶の局は面白いセリフが何度かありましたが、三谷さんが直接考えたものではなく、彼女が他の出演者と摺合せの中で作っていったもの。
それを三谷さんが怒っていたでしょうか。彼女を支持してくれている人達、三谷さん宮藤さん是枝監督、そして女流脚本家の方々は皆脚本を書く人達。
オカムスのディレクターも、撮影現場で初めて台本を開く姿をみていたが、その読み込み、成りきる力に驚いていました。
そしてそうなったのにも理由がある。他の女優の方々の多くは子供がいない、たった1人の子供でも育てるのは大変だと言うのに
彼女は3人の子育てをして懸命に家事をこなしてきた。(長女さんもその姿はまねできないと言っておられた)
家に帰れば時間が全く無いのは当たり前、台本を現場で集中的に読み込むのは、彼女が女優として家事と両立して生き残る手立てだったのだと思います。
(それ(家事)が言い訳にならないのは分かっていますが)
「台本に対する向き合い方の違いと努力の差」といわれますが、彼女なりに脚本に対して真剣に向き合って努力をしてきたことは間違いないと思えます。

昔の映画の溝口監督とかの名監督は、原節子さんたちの映画女優に対して、セリフの細かいニュアンスや言い回し、動作の仕方、
果ては視線の動きなども細かく指導して、監督の思いのままの隙の無い完璧な名画を作ってきたと聞きます。
沢口さんが家で台本を徹底的に読み込み疑問を感じた部分には、台本にたくさんの付箋をつけて脚本家や監督と相談していたとのことですが
これこそ一流の映画女優の道、監督、脚本家の理想だとは思います。
翻って由貴さんのは、劇を一緒になって考え、みんなで作ろうとしている、これは演劇女優の道です。

でも、由貴さんも下のお嬢さんも中学生になって家事もできるころ、やっと家庭から解放された。
現場で読んでもあれだけできるなら、沢口さんのように家に持ち帰って本格的に徹底的に読み込めばどれだけのものになるか。
外国人の演出家の方に会ったとは、外国のドラマのオファーなのか。
今は明け方に向かっているように見えますが、先はどうなるかわかりませんが、自分なりに見守らせていただきたいと思います。