「水道民営化は売国行為だ!」小林よしのりライジング Vol.278
>結局のところ、これは国民の財産である水道を民間・外資に売り渡そうという「売国政策」
>でしかないことは明白だ。
>もしこれが実現すれば、全国津々浦々に水道管を通して水を供給することもできなくなる
>し、水道料金は跳ね上がるし、世界トップクラスの水道水の安全基準も保たれるかどうかもわ
>からない。


「連載の作業でいっぱいいっぱいなので時浦に下調べを任せてやっつけ仕事でしました」
そんな心の声が聞こえてきそうな記事だな
「水道を外資に売り渡す」とか巷間の陰謀論を引っ張って来ただけで何ら独自性が無い
「この台本通りに反対論をやってください」と指示でもあったのかね


・いわゆる水道民営化とは、市町村の水道の権利・資産を民間に売却譲渡するのではなく、運営の民間委託である
・すなわち、PFI方式の一種であり、水道法改正による民間委託もPFI法に依拠して実施される
・水道法改正の後も水道施設を管理する水道事業者はあくまで市町村である
・公共施設等運営権者となる民間に委託される業務は水道料金の徴収と給水である
・ただし、水道料金を変更する場合は予め管理者である市町村に届け出なければならない
・民間事業者が水道料金を独自に変更することはできない
・また、「民営化は水道を外資に売り渡す」という説には根拠がない
・現時点で国内の大規模な公共事業は国際競争入札の対象である
・水道に限って「外資に売り渡す」という事態が起こるとは考えにくい
・民営化をしない場合も老朽化した水道管を再整備する必要がある(その費用負担は税金となるだろう)

PFI制度についての理解もなく初歩的な誤解をしたまま売国云々とアジテーションするのはTPPの時と同じだね

水道民営化についてはこのまとめのような視点もあるから一読したうえで公平に論じてほしいね
https://togetter.com/li/1243830