【エセ尊皇、理念保守である小林&高森に対する、旧読者からの客観的意見A】

一方、恣意的な退位を防ぐ為に、退位の最終的な決定を
「皇室会議の議による」とする必要がある。

これで生前退位否認論の最大の論拠、
「自由意思による退位を認めるなら、同じように自由意思による
即位辞退を認めないと不均衡。
しかし即位辞退を認めると世襲制が危うくなる」
との反論は成り立たなくなる。

おそらく高森本人も気づいているだろうが、「恣意的な退位」を防ぐことは、
道場の連中が言う「承詔必謹」と矛盾するんだよね
「天皇のお言葉があればそれに従え」というのが「承詔必謹」なのだから
そこに「お言葉が恣意的かそうでないか」という価値判断を挟むこと自体、
「必謹」とはほど遠いものとなる

そもそも皇室典範に定めがない譲位の意向を示すことは、「恣意的」とは言えないか
不敬を承知で言えば、そのような見方も可能であろう。
なにせ「お言葉は憲法違反になりかねない」という指摘すらあったのだから
目的は手段を正当化するという思考は、常に許されるわけではないのだから