歴史教科書ほどつまらぬ書物はない。

そんな無意味な書を読む暇があるなら、
古事記と日本書紀を読め。
栄花物語と大鏡を読め。
平家物語と吾妻鑑を読め。
太平記と梅松論を読め。
信長公記と太閤記を読め。
三河物語と徳川実記を読め。
そこには捏造や誇張も多々あろうが、人間というものを描いている。
先人の生きざまを手本とするもよし、あるいは反面教師として過ちを犯さぬようにするもよし、
捏造や誇張を見破ってその裏の真実を追うもよし、捏造や誇張された理由を探るもよし。

無味乾燥な年号や事実の羅列など何の意味もない。
人間を学ばなければ人間は育たない。
歴史を、試験のためだけの勉強にしてはいけない。