(上からの続き)

 公明党と学会本部の押し付けに地元の学会は反発した。
「安保法制(2015年)の時でも学習会があった。だが今回の県知事選挙で学習会らしきものは一度もなかった。ただ上から『サキマと書くように』と指示があっただけ」。
ある学会員は吐き捨てた。

 マスコミは出口調査をもとに「公明党支持者の4瑞lに1人(25%)が玉城に投票した」と報道した。
だが学会員歴30年を超すベテラン学会員は、「玉城に流れた票は30〜40%」と見る。
「学会の締め付けが厳しいなかマスコミに対して『玉城に入れた』などと言えるはずがない」と説明してくれた。

 これまで学会本部は、不満分子の「点」が「線」になる前に潰してきた。
だが今回の沖縄県知事選挙では、3万人から4万人もが造反した。
線を通り越して広大な面となったのである。
潰そうにも潰せない。

 集団的自衛権の行使容認、共謀罪・・・下駄の雪のように安倍政権に付き従う公明党は、学会員に無理強いし、選挙の際は自民党と書かせ続けてきた。

 結果、学会員の離反を招いた。
自民党も義理を果たさなくなった。
2005年の郵政選挙で898万票あった公明党の比例票は、昨年(2017年)の総選挙で697万票に。
(総務省HPより)。
2年で200万票も減ったのである。

 これ以上離反が広がれば、公明党の死活問題となる。
学会本部は防衛線を張るのに必死だ。
沖縄の反乱が全国に及べば、安倍自民は音を立てて崩壊する。

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