沖縄県知事選で創価学会員が反旗 公明は参院選で惨敗危機
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 辺野古基地建設反対を訴えたオール沖縄の玉城デニー氏(58)が、基地推進の安倍政権が推す佐喜真淳氏(54)を破った沖縄県知事選。玉城勝利を導いたのは、公明党本部や創価学会幹部から、意に反する選挙運動を強いられた学会員の造反だった。
 公明は約3割の支持者が玉城氏に流れた。昨年10月の衆院選で公明が沖縄(比例)で獲得した10万8602票をベースに試算すると、その3割は3万2000票。今回の8万票差は、行って来いでかなり縮まる。造反がなければ、結果は分からなかった。
 公明は全国から数千人規模の動員をかけ、創価学会の原田稔会長も沖縄を訪れるなど「史上最大規模」(党関係者)の佐喜真当選の大キャンペーンを展開した。
 しかし「基地のない沖縄」は創価学会の基本理念。公明党沖縄県本部は今でも辺野古基地に反対だ。しかも、佐喜真氏は極右の「日本会議」メンバーだった。創価学会の理念とは全く相いれないのに全力の応援――沖縄の学会員が反発するのも無理はない。
「玉城氏に流れたのは3割にとどまっていますが、納得して佐喜真さんに入れた学会員は、ほとんどいません」(沖縄の学会関係者)