>>100
これはあくまで私の分析に過ぎませんが、「なぜ自我という感覚が生じるのか?」。
この答えは、私たちは自分を個人と思い込んでいるからだと思っています。

私を個人と思い込むのは当たり前だろう!と怒られてしまいそうですが、当たり前ではないと思っています。
私達は個人ではない。生命というのは一繋がり。
なんでそんなことが分かるんだと聞かれても答えようがありませんが、とにかく我々が自分を肉体だと信じ込むと同時に自我が発生するというのが私の推測です。

私は、生命というのはただあるがままの「存在」だと思っています。
時間もなく、空間もなく、分離もなく、ただ魂を生じさせる可能性として存在している。
これをヨガではプラクリティ(根本原質)と呼びます。
この根本原質が活動を始めると、様々な揺らぎが生じ、プラクリティの変室体として無数の魂が生じ、同時に魂を宿す肉体と、肉体を維持する自我が同時に発生すると説明しています。

いろんな宇宙創造理論がありますが、私はこのヨガの宇宙創造理論とA Course in Miraclesの宇宙創造理論がしっくり来ます。
つまり、自我とは元からあったものではなく、肉体の発生に伴う必要付属物です。

この自我は、魂の乗り物としての肉体を維持する指南役ですが、魂がプラクリティに戻ろうとすると邪魔になります。
なぜなら魂がプラクリティに戻るには、自我という個人性を消去しなければいけなくなるからです。

この流れは、漫画にもなっています。
「この宇宙は夢なんだ 解き明かされる生存の秘密 | アレクサンダー・マルシャーン」
この漫画が、自我の発生と役割について、面白く分かりやすく解説しています。