日蓮正宗の血脈相承なるもの自体が、日蓮や弟子日興や日目及び日郷や日道の時代には富士門流にはなかった概念であり、それを証明すると言われる「血脈抄」すなわち、『百六箇抄』や『本因妙抄』等は学術上は「偽書」扱いです。

これは国立大学系の研究者はもとより、立正大学や創価大学まで認知しています。

日蓮正宗の方々にはお気の毒ですが、ただ、信仰上のこととしてしか主張できないでしょうね。

御自分達の内輪だけで信仰する分には余人がとやかく言う事ではありませんが、それを以って他は全て「不相伝の邪宗門」と言う事は道義的にも言えないと思います。

最新の研究によれば『百六箇抄』や『本因妙抄』は数量文献学上からも、明らかに「偽書」であると烙印が押されています。