正宗も創価教育学会も、対米英戦争の「敵国撃滅」の戦勝祈願していた。
反戦という行動は全くない。
天皇家の氏神であり国家神道の最高位置にあった伊勢神宮を批判し、大石寺
に天皇の勅使を迎えて戦勝祈願するべきと唱えていた。
1943年(昭和18年)
5月2日 第6回創価教育学会総会。戦前最後の総会となる。
直後に神社神道を批判したことで機関誌『新教』が廃刊させられる。
6月 牧口、戸田らは大石寺を訪ねた。
そこで、宗門から神札を受けるように申し渡されたが、これを拒否する。
7月6日 伊勢神宮の神札、「神宮大麻」を祭ることを拒否し、焼却し
たために、「治安維持法」違反並びに「不敬罪」の容疑で牧口、戸田の他、
21名の幹部が逮捕される。
戦争反対は唱えてはいなかった。
天皇の名代たる勅使を大石寺に使わせ戦勝祈願を喧伝していたため、
「不敬罪」で警察から視察されていた。