「本来、グループの解散をいちばん嫌うのがジャニーさんです。自ら苦労して作ったんですから。今回、嵐の活動休止を許した背景には、2019年立ち上げたある会社があります」

 作家の小菅宏氏はそう話すと、1月15日に設立されたばかりの会社「ジャニーズアイランド」の名を挙げた。社長は2018年いっぱいでタレントを引退した滝沢秀明氏(36)だ。

 4月に新著『異能の男 ジャニー喜多川〜悲しき楽園の果て〜』を発表する小菅氏は、古くからジャニー喜多川社長(87)と親交がある。



「ジャニーさんが出資して作ったこの会社は、ミュージカルや舞台を通じてスターを育てるという、いわばジャニーズ事務所の創業理念を追求する会社です。
その社長に、ジャニーズJr.時代から長年舞台に立ち続けてきた滝沢くんを据えました。

 近年のジャニーさんの関心はほぼ、この会社を成功させることにあります」(小菅氏)

さらにジャニー氏には、芸能人生の集大成ともいうべき秘策があるという。

「東京五輪が開催される2020年、ジャニーさんはアメリカにオフィスを構える予定と聞いています。
アメリカで通用する『ジャニーズミュージカル』を作るのです。温めてきた計画が、ついに具体化しつつあります」(小菅氏)