波動砲
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E5%8B%95%E7%A0%B2

【全シリーズ共通の諸設定・描写】

ヤマトの外宇宙航行機関かつメインエンジンである波動エンジンの出力を利用した艦砲。
艦載砲というよりは艦自体を巨大砲身とするという砲撃システムであり、
照準も艦自体の姿勢制御をもって行う。
艦首方向から眺めた波動砲の発射口の奥は、通常はレンズシャッター状の
シールドで閉鎖されており、砲本体は見えない。

【発射シークエンス】

発射にはまず波動エンジン再始動に備え、艦内の全機能の電源を切り再始動に必要な電力を貯蓄する。

その後、エンジン内の圧力を上げ、非常弁を全て閉鎖した後、波動砲へのエネルギー伝導管の回路を開き、
強制注入機を作動させ、エンジン内のタキオン粒子を波動砲のエネルギー充填用シリンダー内の
薬室(タキオン圧力調節室)へ注入する。
薬室内圧力が限界に近づくタイミングで、シリンダー底板の「制御ボルト」のセーフティロックボルトを解除する。

操艦を航海長から戦闘班長へ委譲し、艦首を目標方向へ合わせる。「ターゲットスコープ オープン」の号令で、
ヘッドアップディスプレイとトリガー(引き金)がセットされ、電影クロスゲージ(目盛り)の明度を調整した後、
目標の種類と距離を読み上げる。
発射10秒前の段階で、「対ショック・対閃光防御」の号令がかかり、第一艦橋など窓のある部屋にいる乗員は
対閃光ゴーグルを装着、発射の反動に備えた防御姿勢をとる。

戦闘班長がカウントダウンを行い、「発射」の合図と同時にトリガーを引く。
連動した「突入ボルト」が後方から前方の制御ボルトをシリンダー内へ押し込む形で突入する。
制御ボルトにより、一気に前方へ押し出された高圧縮タキオン粒子はバーストセクションで解放され、
タキオンバースト波動流となって艦首に大きく開いた発射口から前方へ噴射される。