>>608

戦中の医育機関の状態については、以下の順でネット上で見つけていたんですが、URLを保管して
いなかったので今発見できないんです。

@ 金沢大資料 1939年官立金沢医大 薬専卒に受験開放。全国的傾向
A 広島大資料 戦中に官立新潟医大では、医学部が広き門、医専が狭き門
B 北大資料  付属医専の競争率4-5?倍。全国的傾向
ここで、医学部と医専の倍率の違いの理由を考えたら、学徒出陣の影響だろうと。で、次を発見で解決。
C 某私立医専 医師会関係の入学者が90%を超えて、医師会経由の学生は低学力

で、@−Bに資料を探していたら面白い資料が出てきました。まだまだ、UPしていない引用がありますが
思っていた通り昔から酷いんですね。とても社会的に高い地位を得られるとは言えなう所業。

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昭和初年における私立医学専門学校の「不正入学」問題
   https://blog.goo.ne.jp/514303/e/081f55733aec169f73e8dd0297f75ad2

(前略) 戦前の教育関係の専門誌である『教育思潮研究』をめくっているうちに、興味深い記事を
見つけた。それは、私立の医学専門学校、歯科医学専門学校、薬学専門学校の「不正入学」が
発覚したため、一九三二年(昭和七)四月、文部省が、これらの学校の「入学試験の答案」を厳重に
調査し、「幾多の不正入学」を取り消したことについての記事である。

(中略) 実に驚くべき記事である。文部省は、入学試験答案の調査や不正入試の取り消しに
とどまらず、学生の「学力試験」まで実施したというのである。理由はどうあれ、高等教育機関に
対する国家権力の露骨な「介入」であることは間違いない。

(中略) さて、この「学力試験」は、全国二六校のうち一九校が対象となったという。ということは、
全国の私立医専、私立歯科医専、私立薬専のほとんどで「不正入学」がおこなわれており、
その卒業生の「実力」が疑われていたということになる。(後略)