ヨミドクター 2018年3月19日
抗うつ薬は8割の患者に無意味!?
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180314-OYTET50005/?yid=051DAD4C7&;from=ym

精神医療はインチキ?
「効いているのは5人に1人」

 それ以前にも、抗うつ薬の効果が限定的なことを示す研究は少なくありませんでした。
1995年には、米国の精神科医が、SSRIの一種セルトラリンと、プラセボを比較。
セルトラリンでは、うつ症状が改善した人の割合は60%だったのに対し、プラセボでも42%の人が改善したと報告しました。
実際に抗うつ薬が効いた割合は、プラセボとの差である20%足らずだったわけです。

 独協医科大学埼玉医療センターこころの診療科の井原裕教授は「抗うつ薬が本当に効いているのは、うつ病の5人に1人。
残りの8割の人には、薬は無意味です」と言います。