向精神薬を不正に譲渡か医師逮捕 01月24日 12時37分 NHK 鹿児島
うつ病や不眠症などの治療に使用される向精神薬を、麻薬取締法違反。
鹿児島市常盤1丁目の山口龍郎容疑者(45)。逮捕前の任意捜査ではおおむね容疑を認めていましたが、その後、否認したことから逮捕に至った。
山口容疑者は精神科の医師で、鹿児島市城西の「城西こもれび診療クリニック」と、垂水市の「りんどう心のクリニック」という2か所の診療所で開業していた。
平成26年5月から去年11月にかけての一時期、受診した患者に対し、うつ病や不眠症などの治療に使われる向精神薬を、営利目的でみだりに譲り渡した。
また、自身が使用する目的で処方した疑いもある。
九州厚生局は去年、山口容疑者の自宅や2か所の診療所を対象に2回にわたって強制捜索を実施し、2500点以上に及ぶカルテや診療報酬関係の資料などを押収しています。