【福岡】虫歯治療の女児(2)死亡 唇が紫色になり、目の焦点が合わない状態、何の医療的措置もとらず 業過致死の疑いで捜査

去年7月、福岡県内の小児歯科医院で、虫歯を治療した2歳の女の子が低酸素脳症に陥り、2日後に死亡していたことが、関係者への取材でわかりました。

警察が業務上過失致死の疑いがあるとみて、慎重に捜査しています。

死亡したのは当時2歳だった山口叶愛(のあ)ちゃんです。

叶愛ちゃんは去年7月、福岡県内の小児歯科医院で局所麻酔を使用した虫歯の治療を受けた後、唇が紫色になり、目の焦点が合わない状態になりました。

関係者によりますと、異変を訴える両親に対し男性院長は「よくあることだ」と説明して何の医療的措置もとらず、およそ45分後に、両親が自力で叶愛(のあ)ちゃんを近くの病院に運んだということです。

叶愛ちゃんは、その後大学病院に救急搬送されましたが、低酸素脳症に陥り、2日後に亡くなりました。

大学病院から通報を受けた警察は、業務上過失致死の疑いがあるとみて捜査しています。

小児歯科医院の院長は、「必要な措置は取ったと考えている」とコメントしています。

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