無資格で会社分割などの法律事務を行い、報酬を受け取ったとして、警視庁保安課は4日、弁護士法違反(非弁活動)の疑いで、東京都中央区の経営コンサルタント会社「ドリームグループ(現レジェンド)当時星博社長」久野修司容疑者(43)ら3人を逮捕した。
保安課によると、久野容疑者らは2009年3月ごろから、経営不振に陥った全国の中小企業から相談を受け、無資格で約40件の会社分割を行い、約2億3千万円の報酬を得ていた。久野容疑者は「会社分割は弁護士法違反には当たらない」と否認している。
逮捕容疑は昨年3月ごろ、埼玉県川口市の玩具会社から経営不振の相談を受け、会社分割を提案し、約680万円の報酬を受け取り、無資格で法律事務をした疑い。
玩具会社は分割後に倒産し、破産管財人の弁護士が警視庁に相談した。