パソコン保証で不当表示、コジマに改善指示

 北海道は16日、家電量販店大手「コジマ」(本社・宇都宮市、寺崎悦男社長)が、パソコンの保証制度や価格について、消費者の誤解を招く表示をしていたとして、景品表示法に基づく改善指示をしたと発表した。

 発表によると、同社は店舗内外のポスターや看板などで「何度でも使える!長期保険証無料進呈!」と表示していたが、実際の保証は5年間の期間中に1度しか受けられなかった。

 また、値引き後の価格とともに、通常の販売価格より数千円高い価格を表示することで、消費者に値下げ幅を過大に認識させていた。

 道はこうした行為が景品表示法違反(有利誤認)に当たると判断、不当表示をしないよう15日付で指示した。

 同社は「指摘のあった内容は真摯(しんし)に受け止め、より分かりやすい告知をしていけるよう店舗に指導していきたい」(営業本部)としている。
(2010年9月16日21時21分 読売新聞)