>>19
「オラ!翠星石ィ!お前のせいで俺の人生は狂っちまったんだよ!責任取りやがれボケがァ!」
完全にキレたデュードは、鬼のごとく翠星石に迫る。
「っひ!寄るなですぅ!」
翠星石はトレーラーハウスの中を逃げ回る。
「おめえの人格をぶっ壊してやるよ。それだけじゃねえ体もその中身のグチャグチャも全部だ。ゲッヘッヘッヘ!」
デュードはそう言って部屋の中を荒らし回る。
「どこにいやがる!出て来い!」
デュードがキッチンに向かった隙を見計らって、翠星石はベッドの下からこっそり抜け出し、玄関のドアを開けた。
「どこだっつってんだろうが!お、逃げやがったな!」
玄関のドアが開けっ放しなのを見つけると、急いで外に出る。
翠星石はまだ十メートルほどしか離れていない。
「逃がすかクズ!」
そう言って鋏を投げた。
すると翠星石は振り返り、当たる寸前で
「スィドリーム!」
翠星石の手には如雨露が出現し、中に水が溢れる。
そしてその水を地面に撒くと、巨大な植物の触手が生えてきた。
「なにぃ!?」
触手の障壁に阻まれた鋏はターンしてデュードに向かってくる。
「まずい!」
だが遅かった。
鋏はデュードの両目に突き刺さった。
「ぎゃああああ!!目がぁ・・・俺の目がぁ!ちくしょう!何も見えねえ!」
目からは大量の血が垂れている。それをデュードは震える手で抜き取る。
「あああぁぁああ!いてぇ!クソ!クソ!俺の光を返せ!」
そんなデュードに大して翠星石はベーっと舌を出すのだった。
「ふん、ざまあみろですぅ!そのまま苦しんでろですぅ!」
デュードは吹き出る血を手で押さえながら瞑れて真っ赤になった目で翠星石を睨みつける。