>>14
「まだだ!この棒を銜えろ!」
ジャックは細長いパイプのようなものを翠星石の口の中に無理矢理突っ込んだ。
結構硬いのか、喉の辺りでつっかえているようだ。
「クソ!」
「んんん〜!い、痛い!」
「この!」
ジャックは棒にぐっと力を入れた。
すると何か突き抜けたような音がした。
良く見ると、棒は翠星石の尻を貫通してしまったようだ。
「あ、あ、あああ・・・」
「その棒はお前の体を突き抜けている。だが喋れるようにはなっている。ここでデュードと契約を誓うことを証明しろ。でなければさらに苦しい目に合わせるぞ」
「デ、デュードを称える?そんなこと言えるわけないですぅ!」
翠星石は苦しそうに答えた。
するとジャックは無言のまま机の上に置かれた工作箱みたいなものを開いた。
「なら仕方ない。次へいくぞ」
そう言って彼が持ち出したのは、十分に焼かれ、真っ赤になった炭木だった。丁度翠星石の口くらいのサイズはある。
それを翠星石の顔に近づける。
翠星石は熱気と恐怖で汗が出てきた。
「それをどうするつもりですかぁ?」
「お前の口に入れる」
「いやですぅ!そんなの入るわけないですぅ!」
「ならデュードと契約しろ!お前の世話役だろうが!」
「絶対にいやですぅ!」
頑固として断る翠星石。
「なら仕方ない」
ジャックは棒によって無理矢理開かれた翠星石の口に中に炭木を入れた。
「ああああああ!!!あ、あふいいいい!!!」
「どうだ!これでも言えないのか!」
「いふ!いひまふぅ!」
「どうした!聞こえないないぞ!ふざけるな!」
ジャックは翠星石を思いっきり殴った。