ノンケが増えすぎたホモを宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。
地球の周りの巨大な人工ハッテン場はホモの第二の故郷となり、ホモはそこで子を産み、
育て、そして、死んでいった。
宇宙世紀ダブルオーシックスティーナイン(0069)、地球から最も遠い宇宙ハッテン場サイド3は
インム公国を名乗り、地球ノンケ政府にセンズリ勝負を挑んできた。
この一ヶ月あまりの戦いでインム公国とノンケ軍は、総人口の半分を死に至らしめた。
人々はみずからの行為に恐怖した。