生意気な奥野を壊してやるッ!
内田監督が見守る中、制裁は行われた。
既に奥野の周囲には日大の包囲網が仕込まれている。
「宮川、コマしたれ」
監督がいうと、宮川は奥野の背後に走った。
ゆうに大台に届こうかという巨大な体躯に、奥野は気づく由も無かった。
しかし、内田の圧力とは裏腹に〜いや、宮川にとってはその恐怖こそが
卒業後の安定を確定させるものだったのかもしれないが〜
まだ、幕が開いたにすぎない。
悦楽は、ここから始まる。夜はまだ終わらない…。