以前ちょっと書き込んだ、浣腸と摘便が絶対に嫌だという入院患者の爺さんの話だぜ。
爺さんが未排便三日くらいになると看護師がラキソベロン(下剤)を二十滴くらい飲ますのだが
すぐには出ない。朝飲んでも糞が出るのは夕方や夜で、水のような糞がドバーッと出て
高確率で紙おむつの隙間から漏れるので看護介護側としては厄介なのだが、
嫌がるけつの穴を穿る訳にもいかないので爺さんの意向に従うしかない。
今日の朝に下剤を飲まして、17時過ぎに「糞が出た」とナースコールがあったので
よしきたとばかりにけつを拭きにいったが幸い糞はおむつから漏れていなかった。

爺さんの居室は二人部屋で、独身の浣腸嫌い爺さんと対象的に
隣の浣腸OK爺さんは家族が夕飯時に面会に来て和んでいる。
部屋に夕飯を配膳して爺さんたちのことは気にしないでいたら、浣腸NG爺さんから
18時半頃に「また糞が出た」とコールがあった。悪いことに、カーテン一枚向こうで
浣腸OK一家は飯を食い続けているので、「(飯時だから)後にしてくれ」と頼んだのだが
けつが糞でずるずるしている爺さんは元々我慢を知らんのでコールが連続で鳴り続け仕事にならない。
結局看護師の指示で、OK爺さん達の楽しい夕餉をよそに(カーテンの向こうで無言で行ったので
OK一家はなんとなく臭いように思っただろうが)糞片付けを行った。
NG爺さんの糞でずるずるになったズボンを手袋を着けて洗ったが、糞汁の飛沫が顔に飛んでたまらないぜ。