「こぐまちゃんえほん」シリーズの作家 わかやまけんさん死去

「こぐまちゃんえほん」シリーズなどで知られる絵本作家の、わかやまけんさんが、おととし、亡くなっていたことがわかりました。85歳でした。
わかやまけんさんは岐阜県の出身で、グラフィックデザイナーから絵本作家に転身して、昭和45年から、クマの縫いぐるみをモチーフにした「こぐまちゃんえほん」シリーズの創作を始めました。

このシリーズは、鮮やかな色づかいとシンプルな線で描かれたキャラクターが特徴で、発行部数が累計で950万部を超えるロングセラーとなっています。

「こぐまちゃんのみずあそび」や「たんじょうびおめでとう」など合わせて15の作品があり、中でも「しろくまちゃんのほっとけーき」は発行部数が300万部近くに達しています。

わかやまさんは、このシリーズのほかにも「おばけのどろんどろんとぴかぴかおばけ」や「ぼくみてたんだ」など、世代を超えて多くの子どもたちに読み継がれる作品を発表してきました。

「こぐまちゃんえほん」シリーズを出している出版社によりますと、わかやまさんはパーキンソン病で10年近く闘病生活を送り、おととし7月、亡くなったということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170817/k10011102641000.html