>>667続き)

たとえば、あなたが20人のLINEグループに所属しているとします。
で、Aさんが何か問いかけるようなコメントをしました。
そのコメントを貴方は見ました。

この時、Aさんのスマホの画面には「既読1」がついても、
「貴方が見た」ということはAさんにはバレません。
だから貴方は「まぁ、自分が返さなくてもいいか」となる。
そこから10分経ったとするじゃないですか。

相変わらず、Aさんの問いかけが、そのLINEグループの最新のコメントとして残っている。
この時、貴方のLINE画面は何も変わらない。

ただ、貴方と同じように「まぁ、自分が返さなくてもいいか」と皆が思っているから、
AさんのLINE画面のAさんのコメントの横には「既読19」がついている。
「既読19」という文字は、貴方の画面にはついていないですが、
Aさんの画面にはガッツリと出ているんです。

この想像ができているか否か、Aさんの痛みが想像できているか否か、
というところと、皆が「まぁ、自分がやらなくても…」となっている中、
「自分がフォローにいきます」と手を挙げるサービス精神ですね。ここに『人』が出る。

僕、結構、ここを見るんです。

LINEグループって人数が多くなれば多くなるほど「自分が助けに行かなくてもいい」空気になるので、
その中で、誰が助けに行くのかなぁというところを見ています。

このへんは田村PとかSHOWROOMの前田さんとかはホームレス小谷とかは絶対に取りこぼさない(笑)
対お客さんであろが、対ビジネスパートナーであろうが、つまるところ、仕事なんて「サービス業」なので、
「あの人は今、どういう気持ちなんだろうなぁ」と相手のことをず〜っと考えている人は強いですよね。

もっというと、「相手に憑依して、相手の目玉を使って私を見れる人」は強い。
ここに尽きますね。

(終わり)