>>563続き)

これまでも「外注」とか「業務提携」といった手段はあったのですが、
「誰に発注するか?」とか「誰と組むか?」という縦軸はあったかもしれませんが、
「それがサロンメンバーか否か?」という横軸はなかった。
なので、「組んだけど、合わなかった」みたいなミスマッチが各地で起こったと思うのですが、
サロンメンバーと組めば、その確率がグンと下がる。これは、実体験からの言葉です。

こうなってくると、サロンメンバー以外と組むのは、よっほどの理由が必要になってくる。
その理由というのは、多くの場合「クオリティー」だと思うのですが、でも、考えてみたら、
インターネットによって、情報や技術が共有され、皆のクオリティーが向上し、均一化された今、
「飛び抜けたクオリティー」って、なかなか出会わない。

もっと言うと、お客さんは皆、「クオリティー」に対する興味が薄れている。
「品質の高い商品」で溢れているので。

それより何より「あれが、紆余曲折あって、こうなりました」という「物語」に価値があって、
そうなってくると、物語を一緒に紡いでくれる人って、
理念や言語を共有しているサロンメンバーになってくる。

ビジネス的な言い回しをすると、「完成された商品よりも、ポンコツのサロンメンバーと組んで、
成長していく様を見せていった方が、売り上げが出る」という話です。
「プロの公演よりも、娘のピアノの発表会の方が感動する」みたいなノリです。

そんなこんなで、今後も、エンタメを続けていく為に様々な事業と組ませていただきますが、
「サロンメンバーさんの事業と組んだ方が面白くなるので、サロンメンバーさんと組ませていただきます」
というのが今日のご報告です。

(終わり)