【鎖国】

●2015/11/20
僕はクリスマスやハロウィンといったイベントをもバンバン吸収してしまう
プライドもヘッタクレもない、ヤリチンな日本も大好きだけど、
やっぱり「面白いなぁ、美しいなぁ」と感じるのは日本が鎖国していた時代で、
江戸時代の風俗を描いた浮世絵なんて最高。着物の色や柄の合わせ方なんて、
サプールもビックリのダイナミックさで、春画なんてボケまくっている。
ツッコミ(世界基準)が不足していたからだろうね。

そんでもって面白いことに、そういった文化の方が海外進出に成功している。
「皆、オチをつけるのが早くね?」という話で、
「そんなことよりも、その気にさせて走らせて、自然発生的にズッコケた方が笑えるじゃん」という。

あんまり上手く言えないんだけど、つまりは、大きな面白い文化を作るには、
ツッコミを排除する、一種の“鎖国性”が必要だと思っていて、
だから『秘密結社 おとぎ町商工会』ができた今が超楽しい!

たとえば、お笑い芸人が「ロックバンドを始める!」と言い出したとする。
これを、近くにいる別の芸人が結成初日に「なにしとんねん!」と突っ込むより、
そのバンドが成長し続けて、武道館公演が決まった瞬間に初めて「なにしとんねん!」
と突っ込んだ方が、よっぽど笑える。「ホンマに、なにしとんねん」だからだ。

芸人の全ての行動の目的が『笑い』というのなら、僕は後者の方がよっぽど芸人としての仕事を
していると思っていて、その為には「来るべきタイミングまで見つからない環境」が大切で、
だからオンラインサロンに未来を見た。
夜な夜なコソコソ集まって、散々っぱら成長させてから、世間の皆様に披露する。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=707232189411248&;id=100003734203517

●2016/07/16『村本大輔の土曜The NIGHT』(AbemaTV)
村本:膝つき合わせて始めて、ソリが合うかどうかわかるやん。
   西野はいつも「切り取りハラスメントで判断すな」と言ってるのに
   自分は岡村さんのラジオで言った言葉を切り取って…楽屋行って話し合えば…
西野:でも、ま、お笑い芸人ってスターってずっと生まれてない。
   僕の考えでは一年目の芸人から明石家さんまさんまで風通しが良すぎるから。
   バラエティに出ても純粋な能力じゃなくて、取り巻きのパワーゲームになってる。
   純粋な実力や才能の戦いじゃない。そうなってきた時に空気を読まなきゃいけなくなる。
   スターってのは鎖国されたところにしか生まれない。鎖国してた時の日本って面白かった。
   これまでお笑いにずっとあった「他流試合するのが面白い」っていう風潮、
   その風潮のおかげで大御所が延命するだけ。
   もう他流試合するのやめちゃって、勝ち戦しかしないことにする。
   ガラパゴス状態にしたら圧倒的なボケになる。空気なんか読まなくていい感じにする。
   自分の城というかスペースを作って鎖国した方がボケとして成熟するんじゃないかと。