https://www.facebook.com/AkihiroNishino.official/posts/877032025834494
最高のイベントだった。
こういう仕事を繰り返していきたい。
今日は宮崎へ。
《追伸》
6月19日の京都のイベントは、チケットの取り方が少し複雑なので(チケットを買うまでが遠いので)、
もう少しシンプルにした方がいいと思う。

https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12382604999.html
同じ時代を生きる
2018-06-10 06:55:23

ニューヨークの個展の成功で完全にチョーシに乗り、帰国後まもなく、
スタッフから「6月9日のチケットが全然売れてませんよ」と言われ、
このブログで皆様にブチギレたところ即日完売した。
チケットを売るときは、下からお願いするのではなく、
「恥をかかすなっ!」と上からブチギレた方がいいらしい(ブチギレ商法)。

そんなこんなで昨日、「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを西野が全部喋る会」が
映画館(幕張のイオンモールシネマ)で開催された。

「本当に面白いから皆さん来てね」と言っても(あんまり言ってないけど)、券売が伸び悩んだということは、
「映画のストーリーを喋るイベント? 面白いの、それ?」と、皆、そこそこ疑っていたのだと思う。

面白くないものをCMしてしまうと、それが売れれば売れるほど信用を失い、
最終的に自分が損をすることを知っているので、基本的には僕は面白くないものはCMしない。
書籍の帯の依頼をよくいただくが、基本的には、お断りしている。
なので、僕が「面白いよ」と言ったものは面白いと信じていただいてイイと思う。
んでもって、昨日のイベントは約束どおり面白かった。

よく喩えで使うんだけれど、僕らは東京タワーの建設現場に立ち会うことができない。
あの赤いタワーが出来上がっていくまでの過程を見れたのは昭和32年〜33年を生きた人達だけだ。
どれだけ頑張っても僕らは完成した東京タワーしか見ることができない。
LIVE(生)の最大の贈り物は「同じ時代を生きている」が確認できることだ。
これほど縁を感じられるものも珍しい。
何の因果が、僕らは同じ時代を生きたのだ。

完成した映画『えんとつ町のプペル』は50年後や100年後を生きる人達も観ることができるけれど、
完成していく映画『えんとつ町のプペル』は今を生きている人しか観ることができない。
そこに大きな価値があると思っていて、こんなイベントを開催している。
映画完成までの1〜2年しかやれないイベントなんだ。

いつか僕らがお爺ちゃんお婆ちゃんになった時に、
「あの時、まだ映画が完成してなかったから、映画館ストーリーを喋ってたよね」と一緒に言いたいので、
もし、皆さんの町で「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを西野が全部喋る会」が開催されたら、
是非、遊びにいらしてください。

絵本『えんとつ町のプペル』と全然違うストーリーなので、面白いと思います。
で、たぶん、泣くと思います。
安心してください。
ハッピーエンドです。

次回は6月19日、京都で開催です。