FOOL'S MATE 9月号 No227
2000年7月28日発行
羽積秀明

「あの日「Forever Love」をやって,僕,センター・ステージヘ向かって歩いて行ったじゃないですか.実はあの瞬間まで,"殴ってやろう"と思ってたんですよ…」

「殴ってやろうというか,もう自分が何するか解かんなかった.
もう自分でも,わけが解かんなくなって,頭の中は混乱してるし,悲しいし,怒ってるし,ファンに対して申し訳ないし,そんなことでもう,おかしくなりそうでした.ほんとにつらかったです.
で,歩いていって,目の前に立ってるTOSHIを見たら,やっぱり…ねぇ,その…幼稚園からずっと一緒にいるTOSHIだったんです.それで,思わず抱きしめちゃったんですよね.うん….
でもね,やはりあれが本心なんでしょうね,僕の.何があっても,うん…やっぱり彼のこと好きなんじゃないですか.今でもそうだと思いますよ.彼のためだったら,たぶん何でもすると思いますしね.
ただ,頭にはきてますけどね(笑).でも,うん…それが本心っていうか,本能っていうか…」

---実際,ヴォーカリストとして,本当に素晴らしい才能を持ってますからね.

「ヴォーカリストとしてもそうだけど,人間的にもねぇ,まぁ同い年ですけど,やっぱり可愛くて可愛くてしょうがないですし,すごく純粋で良い人だし….
良い人というか,良いヤツだしね.いまだに,うん,何かあったら,僕はいつでも何でもすると思います,はい.だけど頭にはきてます(笑).
そしてひとつだけ止めてほしいことがあります.それは,Xの過去を否定してほしくない.僕のためにも,メンバーのためにも,そして何よりもファンのために…」