“小出ショック”払拭へアミューズ“リベンジ新年会”のスゴイ中身
1/26(金) 11:00配信 東スポWeb


 所属する俳優・小出恵介(33)が起こした淫行事件で昨年、激震に見舞われた大手芸能事務所
アミューズが先日、新年会を開いた。今年は事務所設立40周年のメモリアルイヤーのうえ、小出の
不祥事を払拭すべく鼻息が荒いのか、都内の有名ライブハウスを借り切って盛大に開催。さらに、
アルバイトで配膳スタッフまで雇って事務所社員までもてなしたため、ライバルの芸能事務所が驚嘆の
声を上げたという。

 大物バンド「サザンオールスターズ」や、俳優で歌手の福山雅治(48)らが在籍するアミューズは昨年6月
、小出の淫行事件が発覚し大パニックに陥った。

 6月の定時株主総会では同社の畠中達郎社長(60)が「創業39年の中で最大の不祥事」と陳謝。
小出は大阪府青少年健全育成条例違反の疑いで書類送検され、大阪地検は12月に不起訴処分にしたが、
無期限活動停止を食らった本人は年が明けても復帰できていない。

 多くのドラマや映画、CMなどに出演していた小出だけに、降板に関しては億単位の違約金が発生したと
みられる。特に事件発覚直後にスタート予定だったNHKの主演ドラマ「神様からひと言〜なにわお客様
相談室物語〜」(全6回)は放送中止に追い込まれた。

「これだけで違約金は3億円に上ったとみられている。所属事務所のアミューズは大変な損害だったでしょう」
(テレビ局関係者)

 さらに、出演予定だった日本テレビ系連続ドラマ「愛してたって、秘密はある。」も降板。また今春公開
予定だった映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」は、小出の代役に大谷亮平を立て再撮影
。公開延期も決まっている。

 また動画配信大手「ネットフリックス」のオリジナルドラマ「Jimmy アホみたいなホンマの話」(全9話)で
小出は明石家さんま役を演じたが、これも玉山鉄二を代役に撮り直すことが決まっている。

 こんなふうに“小出ショック”に振り回された昨年から、事務所設立40周年のメモリアルイヤーとなる
今年はアミューズにとって捲土重来を期す年。一丸となって苦境を乗り越えるためか、今年は年明けから
例年以上の大盤振る舞いを見せた。

 今月10日に行われた新年会は、東京・江東区のZeppダイバーシティで盛大に開催された。
これはライバルの芸能事務所から、驚きを持って受け止められている。

「芸能事務所の新年会や忘年会は、こぢんまりした飲食店や自社所有の飲食店で行うケースが多い。
ライブハウスを借り切って開催するのはほとんど聞かない」(ライバルの芸能事務所に務めるマネジャー)

 また一部では、アミューズの新年会で配膳スタッフのアルバイトを若干名募集するLINEが出回った。
それによると、配膳スタッフ(日給1万円、交通費込み)は午後2時から用意に取りかかり、6時に開場して
事務所社員が会場入りするまで入念に準備した。7時に乾杯して新年会がスタート。9時15分の終宴までの
2時間強、社員は酒をあおり英気を養ったという。

「わざわざ配膳スタッフをバイトで雇って社員をもてなした。“去年は小出に振り回されたが、今年は(名誉)
挽回すべく働け!”というアミューズ上層部の叱咤激励だろう」と前出のマネジャーは苦笑いだ。
 小出の事件があっただけに、ライバル他社の芸能事務所関係者は、一様に今年の会を「リベンジ会」と
とらえたという。

 また所属しているサザンの桑田佳祐(61)、福山らが「サプライズで来場する」との情報が事前に
駆けめぐったとか。
「『会える!』と勘違いした俳優、女優、芸人の卵の応募が殺到。その数は1000人超まで膨れ上がったと
聞く。残念ながらガセだったようだけど、それで余計に盛り上がった面もあったかも」(関係者)

 芸能事務所にしては珍しい東証1部上場企業で、優良事務所としても知られるアミューズ。
40周年のメモリアルイヤーである今年、“小出ショック”から立ち直ることができるか?