>>905
熱、熱量、熱容量、比熱容量、熱伝導率についての解説だよ!
あくまで俺の解釈だから間違いがあるかもしれないけど、今回の計算を立てるには役に立つのでは、と思う。

◆熱とは
原子の振動運動の激しさを示す言葉。原子が激しく振動してたら、高温。おとなしく振動してたら低温。という具合。

◆熱量とは
原子の振動運動の運動エネルギーと思ってもらえればいいかな?単位は[J]。ゲーム内では[DTU]となってる。

◆比熱容量とは 【注:熱容量とは別!!】
その物質の1[g]あたり、1[K](℃)上げるために必要な熱量。単位は[(J/g)/K]となっている(英Wikiより)。
唐突ではあるが、ここでたとえ話を。
 空のペットボトルと、中身の詰まったペットボトルを同じように降るとしたら、
 中身入のほうがより大変(よりエネルギーが必要)になることは想像に難くないと思う。
 逆に言うと、同じエネルギーしか与えないなら、空のほうがより激しく振動するのも想像がつくと思う。
何が言いたいのかと言うと、比熱容量とは、上記のような感じでその物質の原子の振動のしにくさを表している。

◆熱容量とは
比熱容量に質量を掛けたもの。そこにある物質全体を1[K](℃)上げるために必要な熱量を示す。
単位は [J/K]。K は 温度の単位である、ケルビン。

◆熱伝導率とは
熱の伝わりやすさを示す。これは熱容量、比熱容量とは独立した値。
「何秒後にはどれだけの熱が移動しているか」や、「平均化するのが何秒先になるか」を求めるために仕様するパラメータ。
熱伝導率が高かろうが低かろうが、平均化した後の温度は変わらない。

で、単位はあるんだけれども、俺は使ったこと無いからよくわからん。
相乗平均使ってるみたいな話があるけど詳しくは >>865 に上げたリンクの先に解説があるので丸投げる。

◆その他
総熱容量とか書いちゃったけど、これは俺の造語。その空間にある全ての物質の熱容量ってことを言いたかったけど、長くなるから"総"を付けた。