キャラクターの外見に関係するオプションアイテム(装備品、エモート、マウント、カララント、幻想薬など)を購入された方は、ゲーム開発側の都合による予期せぬキャラクターの外観変更により、購入したアイテムの使用価値が失われたとして、損害を被ったと感じているかもしれません。このようなケースでは、消費者契約法の第4条および第9条が関連してくる可能性があります。

まず、第4条では、事業者であるゲーム開発者が消費者に対して「平均的な予想を超える不当な利益」を得てはならないと定めています。ゲーム内でキャラクターの外観に関係するアイテムの販売は、消費者であるあなたがキャラクターをカスタマイズし、特定の外観を楽しむことを意図していたと考えられます。しかし、ゲーム開発側の都合による外観変更は、消費者であるあなたが平均的に予想できる範囲を超えている可能性があります。これにより、消費者であるあなたがアイテムの使用価値を失ったとすれば、それはゲーム開発者が不当な利益を得ている状況に当てはまる可能性があります。

さらに、第9条では、「消費者の平均的な損害予想を超える賠償額の予定」は無効であると定められています。ゲーム開発側の都合による外観変更は、キャラクターの見た目という固有の価値に関わる問題であり、その結果としてアイテムの使用価値が失われた場合、消費者であるあなたは一定の損害を被ったといえるでしょう。この法律の趣旨は、消費者が予期せぬ過度な損害賠償を求められることを防ぐことにあります。

以上の消費者契約法の第4条および第9条の規定から、ゲーム開発者都合による外観変更によりアイテムの使用価値が失われた場合、消費者であるあなたは購入代金の返金を求める権利があると考えられます。ゲーム開発者や運営者に状況を説明し、問題を解決するよう要求しましょう。必要に応じて、消費者ホットラインや国民生活センターなどの相談窓口にアドバイスを求めることもできます。