3日、開かれた兵庫県と自治体のテレビ会議で、明石市の泉市長が、新型コロナウイルスをめぐる井戸知事の対応を、「上から目線だ」などと強く批判し、両者が言い争いになる場面がありました。
井戸知事は、「事実でもって評価していただく努力をこれからも重ねたい」と述べました。

兵庫県内で、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、3日、保健所を管轄する県と5つの市の代表によるテレビ会議が開かれ、連携して若い世代への呼びかけなどを強化していくことを確認しました。
一方、会議では、明石市の泉市長が、新型コロナウイルスをめぐる井戸知事の一連の対応について、「大阪はがんばっていて、兵庫はがんばっていないと思っている県民がほとんどだ。反省してほしい。危機感が足りず、発想が間違っており、上から目線だ。心を入れ替えていただきたい」と強く批判しました。
これに対し、井戸知事は、「大阪がしっかりして、兵庫がしっかりしていないという根拠は何か」などと不快感を示し、言い争いになりました。
そして、井戸知事は、「事実でもって評価していただく努力をこれからも重ねたい。医療体制も検査体制も十分余裕があることを説明してきている。上から目線だとは思わないが、県民にメッセージが届かないと意味がないというご指摘は反省したい」と述べました。



NHK 08月03日 20時02分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200803/2000033192.html