2020年7月10日

 米国の独立記念日だった4日、沖縄県うるま市勝連の肝高(きむたか)公園で米国人らによるイベントが開かれたが、主催者側が、公園を管理する県中城湾港分室の許可を得ず実施していたことが9日、同分室への取材で分かった。参加者には米兵や軍属もいたとみられる。米軍普天間飛行場やキャンプ・ハンセンで米軍属らの新型コロナ感染が相次ぐ中、基地外でのイベント開催が感染拡大につながる恐れもある。

 分室の担当者によると、団体が同公園を利用する際は事前に許可を得る必要がある。しかし、今回のイベントは許可を得ておらず、分室も把握できなかった。イベントは昼から夜にかけ、バーベキューなどが行われた。周辺住民から騒音被害の通報があり、警察が駆け付けて参加者らを解散させたという。参加者数は分かっていない。分室の担当者は「許可なく使用するのは望ましくないが、詳細が分からない」と説明した。

(琉球新報)

https://mainichi.jp/articles/20200710/rky/00m/040/006000c