スプレー缶の穴開け、自治体促す
福井、過去にごみ収集車内で爆発

2018年12月18日 午前7時20分

 北海道札幌市で12月16日夜発生した爆発事故は、廃棄する大量のスプレー缶から抜いたガスに引火した可能性が高い。

 福井県内では全17市町が、スプレー缶は穴を開けてごみに出すよう促している。爆発の危険性があるとして「必ず」「絶対に」と強調する自治体が多く、「屋外で」「人気のない広い場所で」「風通しのよいところで」と、穴を開ける際の注意を呼び掛ける自治体もある。

 福井市は、スプレー缶やカートリッジボンベについて穴を開けてからごみに出すよう呼び掛けている。これまでにごみ収集車内やごみ処理施設で爆発し、火災が起きたり破砕機を損傷したりしたため。

 市清掃清美課は「風通しがよく火気のない場所での穴開けをお願いしている。北海道での爆発は締め切った火の気がある場所だったのでは」として、引き続き穴開けを呼び掛けるとした。


https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/761453