姫路木綿は「姫玉」とも呼ばれ、同藩領で盛んに生産された。同市船丘町の木綿製品店を営む澤田善弘さん(59)が中心となって復活プロジェクトを開始。今年は在来種の「和綿」に加え、繊維が長く糸にしやすい「アメリカ綿」も初めて栽培した。5月に種をまいた綿はふわふわの実を付け、参加者は「かわいい」と笑顔で収穫した。
収穫した綿はTシャツ500枚分ほどになるといい、優しい肌触りを生かしたハンカチなどにする予定。澤田さんは「糸を使いたいという企業が見つかれば、産業化も可能。今後も面積を拡大していきたい」と希望を込めた。
神戸新聞NEXT 2018/11/6 20:30
https://www.kobe-np.co.jp/news/himeji/201811/0011797008.shtml