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京都駅から歩いて10分という場所の、市営住宅の1階にちょっと変わったお好み焼き屋さんがあります。

京都には「べた焼き」といわれるご当地お好み焼きがあるんです。

生地を焼いて、その上にキャベツやホルモン、天かすなどをのせていくスタイルです。

この山本まんぼのまんぼ焼きは、このべた焼きが独自進化したもの。

※省略

■なんでまんぼ焼き

店長さんにインタビューしました。

憶良:そもそも、まんぼ焼きって何ですか。

店長さん:元々は京都のべた焼きがベースなんですけど、そこにオリジナリティーを加えてウチの味が確立したころに、お客さんの一人があまりのうまさに「う〜っ!」とうなりだして、その勢いで、「う〜っ! マンボっ!」と叫んでしまったのだとか、形が魚のマンボウに似ていると言われたからだとか、諸説ありです。

憶良:一番の特徴っていうのは何なのでしょう。

店長さん:他所のお店と違うのは、具材を細かく刻むことですね。お子さんからお年寄りまで食べやすく、口に残らないのが特徴です。

憶良:調理へのこだわりはどういうところにありますか。

店長さん:うーん、新鮮な素材を丁寧に仕込んで……、料理人なら誰でもしていることで、特にこれといったことはないかなぁ。

常連さん:何いうてんのん、イカは普通やけど、それ以外はいろいろ工夫してるやん、そんなんを言うたらええんや。

店長さん:イカもええのん使うてるわ。あれ、結構ええやつやねんで。

憶良:卵もって言ってましたよね。

店長さん:そうです、卵もええやつ使うてるし、ホルモンも、えっ、こんな高いの使うてるの? って思ったなぁ。

常連さん:そーそー、そんなん言うたらんと。それから、腕も確かやしな。こう見えて、大阪の料亭に居てたんやで。

憶良:それがまたなぜ京都でお好み焼きを?

店長さん:元々料理が好きで、大阪の料亭で修業したんで和食全般を得意としていたんですけど、なんやかんやで、ここでまんぼ焼きを焼いてます。

憶良:うーむ、そのなんやかんや、気になりますね。じゃあ、料理のテクニックもこのお店で役に立っているという事なんですか。

店長さん:そうですね。発揮できていると思います。

憶良:ホルモン焼きとかだし巻きなんか、めちゃ何気なくちゃっちゃと作った感じがしますが、仕上がりは普通じゃないですものね。

常連さん:それから、何回来ても飽きへん味やな。最初はスペシャルから入って、ソースの辛さを自分好みに注文したり、卵をどうするかとか、具の組み合わせをどうするかとか、そんなんも楽しさのひとつや。おれなんか、良く焼きの卵に、最後生卵トッピングするんが好き、みたいに、自分のまんぼ焼き作っていくのも楽しいで。あとやっぱり、常連さんだけやなくて旅行で来た人同士も自然と仲良くなれるこのお店の雰囲気がええなぁ。

店長さん:私もやってて楽しいお店です。あっ、知らない同士が自然と話をしやすいというだけで、無理やり話しに参加させるというのはないので、安心してください。このお店で初めて会った人同士がよし、じゃあ飲みに行こう、なんて肩組んで出ていく、なんて光景も珍しくはないですね。

憶良:旅の思い出も出来そうですね。では、最後に読者さんに向けて何かメッセージをお願いします。

店長さん:ちょっと入りにくいかも知れない、怪しいお店ですが、一度食べに来てみてください。

https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/okuradesu/18-00028