架空請求の詐欺被害を防止したファミリーマート八鹿店の店員、奥山理恵さん=養父市八鹿町八鹿
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 架空請求詐欺を未然に防いだとして、兵庫県警養父署は25日、ファミリーマート八鹿店(養父市八鹿町八鹿)の店員、奥山理恵さん(38)に感謝状を贈った。

 養父署などによると、8月31日、同店を訪れた市内の60代男性が、電子マネー1万円分の購入法を奥山さんに尋ねた。男性に理由を聞くと「家族に未払い金があって、支払わなければ裁判になる」と説明。しかし、具体的な経緯を聞くと不審な点があったため、警察に通報したという。その後、署員が男性に話を聞き、架空請求の詐欺と判明した。

 奥山さんは「最近は高額の電子マネーを購入するお客さまもいるが、男性の話には疑問点が多く、すぐにおかしいと感じた。地域の人を守れて良かったです」と話している。

 同署管内では今年、これまでに架空請求詐欺の被害相談が10件程度あったという。(桑名良典)

神戸新聞NEXT 2018/9/27 05:30
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