5月30日 22時06分
深夜から早朝にかけての「黄色の点滅信号」をめぐって福井県警察本部が、歩行者の安全を考えて合わせて12か所で点滅をやめるなどの運用の見直しを進めたことがわかりました。
「黄色の点滅信号」は、交通量が少ない深夜から早朝の時間帯に、車の通行をスムーズにするために行われています。
しかし去年5月と7月に黄色の点滅信号になっていた福井市内の県道で、歩行者がはねられる事故が2件相次ぎ、警察は、いずれの現場でも運用を見直しました。

福井県警察本部は、その後さらに検討を進めた結果、「歩行者の安全を守る必要がある」として合わせて12か所で点滅信号をやめたり、時間を短縮したりする運用の見直しを進めたことがわかりました。

福井県越前町にある国道の交差点では、午後9時から午前6時半まで「点滅信号」となっていましたが、車のスピードが速く安全に道路を横断できないという地域住民の声が警察に寄せられ、ことし3月から点滅をやめています。

福井県警察本部交通規制課の池田寛次席は、「道路環境は、刻々と変化していくので、地域住民の意見を受け止め、今後も必要に応じて見直したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180530/k10011458861000.html