2018年4月13日 13時34分
 兵庫県立淡路医療センター(洲本市塩屋)が10日から、産婦人科の医師不足のため、「里帰り出産」の受け入れを休止した。

 大学の医学部などに医師の派遣を要請していたが、全国的に産婦人科医が不足する中で補充ができず、
安全に出産できる態勢を守るため休止を決めた。早期の再開を目指すといい、淡路島内に住む産婦はこれまで通り受け入れる。

 島内では分娩(ぶんべん)設備や人員を備えた病院やクリニックが減り、現在は同センターと聖隷淡路病院(淡路市)の2か所だけに。
2017年度のセンターでの分娩728件のうち、約4分の1を島外からの帰島者が占め、
昨年4月から里帰り出産する人は受診を控えてもらうよう呼びかけていた。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180413-OYT1T50044.html