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 北海道立文書館に保管されている「北海道精神衛生白書」(右)と「不幸な子どもの生まれない施策」


 旧優生保護法(1948〜96年)下で知的障害などを理由に障害者らへの強制不妊手術が繰り返されていた問題で、北海道が51年、
「北海道精神衛生白書」で精神科以外の医師も手術を申請するよう指導すると掲げていたことが7日、分かった。道立文書館に保管されていた。

 強制不妊手術は、適否を判断する優生保護審査会へ医師が申請していた。北海道は都道府県別で手術件数が最多とされ、増加を図った具体策の一端が明らかになった。

 手術件数が「極めて僅少」で、ほとんど精神科専門医からの申請によって実施されていると指摘している。
(2018年03月07日 18時44分 更新)
http://www.sanyonews.jp/article/679627/1/?rct=global_syuyo