http://wbs.co.jp/news/2017/12/20/113096.html

東京の上野動物園でことし(2017年)6月に生まれたメスのジャイアントパンダの「シャンシャン」が、きのう(19日)から一般に公開され、盛況となっていることについて、
和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は
「パンダが上野にしかいないかのような東京のマスコミの浮かれぶりが不満だ。ならば、ゆっくりとパンダの姿を楽しめる白浜を上野動物園の観客にアピールできないか」と所見を述べました。

仁坂知事は、けさ(20日)の定例記者会見で上野動物園のシャンシャンの盛況ぶりについて、大手マスコミの過熱に不満をあらわにし
「もっと和歌山駐在の記者も奮起して、白浜にもパンダがいるぞと記事でアピールしてほしい」と注文をつけました。

その上で仁坂知事は、上野動物園では抽選で選ばれた人に限って、わずか数分しかシャンシャンが見られない状況について
「それならば、もっとゆっくりパンダの姿を楽しみたいと思う上野の見物客に、東京でも知名度が上がりつつある白浜をどうアピールするかが重要だ」と述べ、
今後、県の観光関連の部局などと白浜のパンダ見物観光への誘客について考える姿勢を示しました。

白浜町のアドベンチャーワールドには、現在、1歳の子どものパンダ「結浜(ゆいひん)」や、双子の「桜浜(おうひん)」と「桃浜(とうひん)」それに両親の「永明(えいめい)」と「良浜(らうひん)」の5頭のジャイアントパンダが生息していて、
今月(12月)23日から25日にかけて、特別イベント「パンダファミリーのクリスマス」を開く予定です。


仁坂知事「上野でも白浜のパンダPRできないか」
和歌山放送:2017年12月20日 19時45分