0001のっぺらー ★
2017/11/27(月) 12:30:14.62ID:CAP_USER“オタク”を対象としたユニークなまちおこしで有名になった久喜市鷲宮地区。
放映から10年が経過した現在も、街には大勢の若者が訪れる。
アニメを活用した地域振興がブームになる中、
鷲宮は変化の波にうまく乗りながら、トップランナーの地位を守ってきた。
その根底には、作品とファンを第一に考える地元の変わらぬ姿勢がある。
■アニメと地域が共栄
「祝アニメ10周年」「らき☆すたと鷲宮がこれからも輝きますように」―。
同地区にある鷲宮神社の絵馬掛け所には、
現在もファンが奉納したキャラクターの絵馬が所狭しと並ぶ。
らき☆すたが放映されたのは2007年。
以来、聖地巡礼と称して大勢のファンが訪れ、
旧鷲宮商工会(現久喜市商工会鷲宮支所)を中心にまちおこしが始まった。
出演声優を招き、関連グッズを販売。
地元の夏祭り「土師祭」には、キャラクターを描いた「らき☆すた神輿(みこし)」も登場した。
鷲宮神社の正月三が日の参拝客数は
アニメ放映前の13万人から30万人に急増し、11年〜16年は47万人を記録。
日本政策投資銀行の試算では、地元への経済波及効果は10年間で約31億円に上る。
地元商店は数字に表れない効果を実感する。
「自分がオタクだという事実に気付かされた」と笑うのは、和菓子店を営む島田吉則さん(51)。
ファンに勧められて週10本のアニメを見るようになり、店内にはプレゼントされたグッズがずらり。
「出会うはずのなかった人々と知り合えたのが一番の喜び。らき☆すたが結んでくれた縁に感謝です」
■飽きさせない
訪れるファンは深夜アニメをよく見る30、40代の男性が中心で、
オタクを快く迎える街に感激し、リピーターになった。
しかし最近は20代の若者の姿も目立つという。
「動画サイトでらき☆すたの再放送を見て訪れる若者が増えている」。
ファンが集う鷲宮駅前の名物スナック「記念日」のマスター森田一男さん(41)は
視聴環境の変化を挙げる。
以前はオタクであることを隠し、ひっそり巡礼するファンも多かったが、
「オタクを見る社会の目が変わり、ファン同士で誘い合いやすい雰囲気になった」とも。
一方、まちおこし自体は
オタクを対象とした婚活や映画製作、インターネットラジオの放送など流行を取り入れていった。
らき☆すた離れが進んでいるように見えるが、当初から携わる同支所の松本真治さん(40)は
「ファンを飽きさせないよう工夫した結果で中心はらき☆すた」と断言する。
人事異動などで運営組織が変わっても、方針を維持できるよう
今年8月には島田さんら地元商店やファン、専門家など約20人でつくるプロジェクトチームも発足した。
写真:ファンが奉納した、らき☆すたキャラクターを描いた絵馬
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/27/06.jpg
以下ソース:埼玉新聞 2017年11月27日(月)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/27/06_.html