公立中学校で、家庭の弁当以外にも、業者の弁当を選択式で導入する亀岡市教育委員会は、
早ければ2019年度の2学期から全校で展開する方向で調整を始めた。
今年10月から篠町の詳徳中をモデル校に指定し、1年間試行する方針。
同校で20日、試食会を開いた。

配送の弁当は、希望する保護者が注文する。
弁当を作る保護者の負担を減らす目的で、デリバリー方式による昼食提供事業として予定している。
試行期間中の調理や配達は市内の宅配弁当会社ケイフーズが担う。

詳徳中では夏休み中に配膳室を整備した。
試行中に生徒の利用状況や評価などを調べる。
保護者や教職員らの意見も聞きながら課題を解決し、2年後の全校導入を目指す。

配送を希望する保護者は、当日の朝8時までにインターネットの市中学校昼食予約システムで注文する。
メニューは地元産の食材を多く使った4、5品の日替わり。
税込み価格は400円。
430円の大盛りも用意する。

試食会には1年生約90人に加え、桂川孝裕市長、田中太郎教育長らも参加した。
生徒らは一品ずつ味わいながら「おいしい」と感想を言い合った。
加納光之助さん(13)は「温かくて手作り感もあり、予想以上だった」と話していた。
試食会は22日までに1〜3年の生徒約300人が参加する。

写真:配送された弁当。10月からは専用のケース(左)で生徒の元に届く
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写真:試食会で、業者の弁当を味わう生徒ら
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以下ソース:京都新聞 2017年09月21日 11時50分
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20170921000050